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猛暑・地球温暖化の原因と熱中症対策の必要性 :8月に入って厳しい暑さの猛暑日が続く

猛暑日 ニュース

梅雨が長引いた7月は雨の日が多かったため、気温が低く抑えられていましたが、8月に入ってから厳しい猛暑の日が続いています。

気象庁の用語では「夏日」が最高気温25度以上、「真夏日」が最高気温30度以上、「猛暑日」が最高気温35度以上とされていますが、近年の日本の夏は35度以上が当たり前になっていて、これ以上温暖化・猛暑化が続くと、「最高気温40度以上の日」を定義するための新たな気象用語が必要になりそうな暑さです。

8月6日も全国59地点で35度以上の猛暑日となり、本来であれば涼しい気候帯に入る北陸の富山市で37.5度という異常な暑さを記録しています。

日本の猛暑の根本的な原因は世界規模の地球温暖化の余波にあるのでしょうが、「太陽の黒点活動」が周期的に活性化して地球に届く太陽光の熱エネルギーが大きくなっていることも影響しているようです。

地球温暖化・猛暑の大きな原因とされるのが、「二酸化炭素(温室効果ガス)の増加」です。二酸化炭素(CO2)には、本来ならば地上から放射されて地表の熱を冷ますはずの熱エネルギーを再吸収して地上に再放射する温室効果があります。その温室効果で、二酸化炭素が増えるほど、特に夜間の地球表面の温度が下がりにくくなるのです。

猛暑のもう一つの原因として、「都市化・道路舗装によるヒートアイランド現象」が挙げられます。

草地・森林・水田・池や湖などの土・水と植物が多い土地では、「土地の保水力+水分の蒸発による気化熱消費」によって、地表から大気へ供給される熱エネルギーが小さくなっています。自然の土や水、植物がある地形のほうが、日中の気温は上昇しにくくなります。

しかし、現代の文明社会・都市環境ではむきだしの土の地面や水の多い土地は少なくなっていて、アスファルトやコンクリートで大部分の土地が舗装され尽くしてしまいました。

アスファルトやコンクリートは、太陽光による熱エネルギーを蓄積する性質があり、夜になっても溜め込んだ熱がほとんど冷めず、その熱を大気中に放出してしまうのです。これが都市化・アスファルト舗装による「ヒートアイランド現象」と呼ばれるもので、「夜間の気温低下」を妨げて猛暑をもたらす一因になっていると言われています。

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