雨降って地固まる(あめふってじかたまる)

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雨降って地固まる
(あめふってじかたまる)

[意味]

雨が降ると土にしみ込んだ水が、地面を引き締めてより固くしてくれる。

そこから転じて、対立(喧嘩)や困難があっても、その試練に耐えることによって、かえって関係が良くなったり問題が上手く解決してしまうということの喩えである。

[類義のことわざ]

諍い果てての契り(いさかいはててのちぎり)

[英語のことわざ]

After a storm comes a calm.
(嵐の後には静けさがくる。)

[用例]

何枚もお皿を投げつけて割るような激しい夫婦喧嘩だったが、『雨降って地固まる』で、言いたいことを存分に言い合った二人は、翌日にはお互いすっきりした気持ちになっていた。

『雨降って地固まる』という感じで、凄い剣幕で論争をした社長と専務の関係が良くなればいいのだが、お互いにいっぺん不機嫌になると治らない偏屈者だからなかなか難しいだろう。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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