一事が万事
(いちじがばんじ)
[意味]
目立った一つの事柄や特徴を見れば、それによって他のすべてのことも概ね推察できてしまうということ。
好ましくない一つの行動や例を見て、その他の部分も同様に悪いはずだという連想を働かせる時に使われることが多いことわざである。
[類義のことわざ]
一事を以て万端を知る(いちじをもってばんたんをしる), 一を以て万を知る(いちをもってまんをしる)
[英語のことわざ]
[用例]
接客態度が悪くてテーブルが汚れている点が気になっていたが、料理のほうもお世辞にも美味しいとは言えなかった、『一事が万事』で散々な食事会となった。
仕事でケアレスミスを繰り返している彼は、『一事が万事』とは良く言ったもので、私生活でも外出の予定を忘れていたり、どこかに大事な物を置き忘れたりすることが多い。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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