「香水」というと女性向けの良い香りがするもの、「オーデコロン」というと男性向けの良い香りがするものといった印象がありますが、実際はそういった使う人の性別の違いはありません。「香水」と「オーデコロン」の何が違うのかを具体的に説明できる人は少ないのではないでしょうか？「香水」と「オーデコロン」の違いを、詳しく説明していきます。
「香水」とは何か？
「オーデコロン」とは何か？
「香水」と「オーデコロン」の違いのまとめ
違いの事典：１
「香水」とは、「主に人間の身体に良い香りをつけたり嫌な体臭を消したりするために用いられる、さまざまな種類の香料をアルコールで溶かした液体」のことです。
「香水」は「身だしなみを整えるため・香りまで含めておしゃれの一環にするため・異性の気を引くため」などの目的・用途で用いられますが、クリスチャンディオールやエルメス、ブルガリといった色々なメーカーが香水を調合・販売しています。
「香水」は香料濃度の高さ・賦香率によって、「パルファム・オードパルファム・オードトワレ・オーデコロン」の種類に分類することができます。
「オーデコロン」とは、「香料濃度がもっとも低い香水の一種」のことです。「オーデコロン」も香水の一種なのですが、「香料濃度約2～5％・持続時間1～2時間」でもっとも香りの濃度が低くて持続時間が短いものを指しています。
一般的に「香水」と呼ばれているものは、フランス語で「パルファム」と呼ばれるもので、英語では「パヒューム（perfume）」になります。
「パルファム」は「香料濃度約15～30％・持続時間5～7時間」で、かなり香りがきつめの香水という感じになります。「オードパルファム」は「EDP（eau de parfum）」とも表記され、「香料濃度約10～15％・持続時間5～7時間」で価格も「パルファム」よりも安く設定されていることが多くなります。
「オーデコロン」は重みのないあっさりとしたライトな香り、長く香りが残らない香水であり、ちょっとしたお出かけや気分転換に適したものになっています。「オーデコロン」よりも少し香りを強くしたものに、「オードトワレ」（香料濃度約5～10％・持続時間3～4時間）があります。
「香水」とは「各種の香料とアルコール溶媒を混ぜて香りをつけた液体」であり、「香水」には「パルファム・オードパルファム・オードトワレ・オーデコロン」といった種類があります。
狭義の「香水」はもっとも香料濃度が高くて持続時間も長い「パルファム（英語でパヒューム）」のことを意味している点が、「オーデコロン」との違いになります。
「香水（パルファム）」は「香料濃度約15～30％・持続時間5～7時間」で「オーデコロン」よりも香りがきつくなり長持ちします。「オーデコロン」というのは広義の「香水」の一種であり、「香料濃度約2～5％・持続時間1～2時間」でもっとも弱めのあっさりした香りを持つ香水になります。
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