油を売る
(あぶらをうる)
[意味]
仕事中に、余計なことで時間をつぶして怠けること。仕事中に、仕事とは関係のない無駄話(おしゃべり)を長々として時間をつぶすこと。
ことわざの由来は、江戸時代の油売りが油を客の容器に移すのに、長い時間がかかったからと言われる。あるいは、髪油を売る商人が、お客に長々と話しかけながら商品の髪油を売り込んでいたからとも言われる。
[類義のことわざ]
[英語のことわざ]
[用例]
いつまでも『油を売っていない』で、さっさと自分のやるべき仕事を片付けろ。
彼女はいろんな部署でおしゃべりをして『油を売って』ばかりで、溜まっている仕事が全く進んでいなかった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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