後の祭り
(あとのまつり)
[意味]
元々は祭りが終わった後の山車や道具、祭祀用具などの意味であり、そこから転じて、しかるべき時機が過ぎてしまって役に立たないということの喩えになった。
今更、後悔しても手遅れであるという意味もある。
[類似のことわざ]
証文の出し遅れ(しょうもんのだしおくれ)、十日の菊六日の菖蒲(とおかのきくむいかのあやめ)、後薬(あとぐすり)
[英語のことわざ]
A bird is flown.
(鳥はもう飛んでいってしまった。)
[用例]
夏休みの宿題に8月の終わりになって取り掛かってももう間に合わない、正に『後の祭り』である。
彼女をひどく傷つける言葉を言ってしまって急いで仲直りしようとしたが、『後の祭り』でもう口も聞いてくれないような状況である。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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