当たるも八卦当たらぬも八卦(あたるもはっけあたらぬもはっけ)

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当たるも八卦当たらぬも八卦
(あたるもはっけあたらぬもはっけ)

[意味]

占いは、当たる時もあれば当たらない時もあるということ。

占い必ず的中するものではないから、占いの結果はあまり気にしなくても良いということ。主に、占いの結果が悪かった時に言われることわざでもある。

『八卦(はっけ)』というのは、易(えき)の占いのことである。『易(えき)』というのは、筮竹(ぜいちく)と呼ばれる細い竹の棒を使った中国で古代からある占いのことである。八卦とは、『陰と陽を示す筮竹・算木(さんぎ)の組み合わせ』から得られる8種類の形のことをいい、その形を見て占いを行う。

『当たるも八卦当たらぬも八卦』のことわざの本来の意味では、『占い以外の運の良し悪し』について言うのは誤用である。

[類義のことわざ]

合うも不思議合わぬも不思議、合うも夢合わぬも夢

[用例]

正月の明治神宮でおみくじを引いたが、『当たるも八卦当たらぬも八卦』で結果にあまりこだわらずに、今年も一年頑張ってやっていきたい。

『当たるも八卦当たらぬも八卦』とはいうけれど、街頭の占い師から恋愛運・結婚運が悪いと断言されてしまうと、アラフォー間近な独身の私はどうにも気分が落ち込んでしまう。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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