石臼を箸に刺す
(いしうすをはしにさす)
[意味]
石臼(いしうす)を箸で突き刺せというような無理な要求をすること。
無理なこと(わがまま・理不尽)を押し通そうとしてだだをこねること。
[類義のことわざ]
石臼を針にする(いしうすをはりにする)、 石臼を楊枝に刺す(いしうすをようじにさす)、 斧を研いで針にする(おのをといではりにする)、 豆腐を藁でつなぐ(とうふをわらでつなぐ)
[用例]
コワモテのクレーマーが『石臼を箸に刺す』ような無理難題を突きつけて暴れようとしたので、警察に通報した。
一週間かけても終わりそうにない膨大な量の事務仕事を持ってきて、三日後までに仕上げろというのは、『石臼を箸に刺す』ようなノルマである。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー