一族郎党(いちぞくろうとう)

スポンサーリンク

一族郎党
(いちぞくろうとう)

[意味]

同じ血筋・血統でつながっている親族(血族)とそれに従う家臣・従者などのことである。そこから転じて、影響力を持つ有力者を取り巻いて、そこから利益や権力の分け前に与ろうとしている関係者すべてを指すようにもなった。

『郎党』というのは、主家の一族の家臣・家来・従者のことである。『一族郎党』は『いちぞくろうどう』と読んでも良い。『一族郎等』という漢字表記がされることもある。

[類義語]

一家眷族(いっかけんぞく)

[用例]

証券取締法違反で社長が逮捕されてしまい、社長に経営を頼りきっていた一族郎党は途方に暮れてしまった。古参の政治家は、一族郎党の絶対的な忠誠心と応援意識に支えられていた。源平合戦をはじめとする中世の戦争は、一族郎党を皆殺しにする悲愴な覚悟の下で行われていた。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

参考文献(下部のAmazonアソシエイトからご購入頂けます)
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

Copyright(C) 2014- Es Discovery All Rights Reserved