一宿一飯
(いっしゅくいっぱん)
[意味]
家に一晩泊めてもらったり、一度の食事を与えてもらったりしてお世話になること。どうしようもならずに困っている時に、一晩の宿や一度の食事を恵んでもらって恩義を受けること。
[出典]
『福恵全書(ふくけいぜんしょ) 巻29』に、『厳然たる峡裡(きょうり)の軽舟(けいしゅう)、片刻一瀉にして千里』とある。
[類義語]
一飯の報(いっぱんのむくい)、一飯の恩(いっぱんのおん)
[用例]
あなたから受けた一宿一飯の恩義は、決して忘れることはありません。彼女には一宿一飯の恩義があるので、無下にその頼みごとを断ることもできない。誰も助けてくれなかったあのつらい時に、あなたの一宿一飯の施しがあったお陰で、私は何とか死なずに生き延びることができました。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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