烏合之衆・烏合の衆
(うごうのしゅう)
[意味]
気ままな烏(からす)の群れのように、統制や規律が取れていないバラバラの群集(軍隊)のこと。
烏(からす)は気まま・無秩序な生態を持つ鳥で、集まる時にも離れる時にもバラバラで飛んでいくことが多いことから、『烏合之衆』という言葉が生まれたとされる。
[出典]
『後漢書 耿エン伝(こうえんでん)』
[類義語]
[用例]
少数精鋭部隊で急襲を仕掛ければ、数だけが多い烏合の衆など恐れるに足りない。数人の仲間がやられると、烏合の衆だった敵軍は蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていった。我々は烏合の衆だと侮られてはいるが、今こそ本当の力を見せ付ける時ではないか。
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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)