一介之士
(いっかいのし)
[意味]
特別に優れた所のないつまらない人のこと。見るべき長所や利点に乏しい取るに足らない者のことをいう。
『介』は『芥(あくた)』と同じで、“ちり・ごみ”の意味がある。『一介』は、『ほんのわずか・取るに足りない』といった意味である。
[出典]
[類義語]
[用例]
権威的な国会議員である田中氏は、一介之士に過ぎない庶民の諫言など一蹴してしまう。一介之士に過ぎぬ無力な私が、大企業に対して抗議できることなど多寡が知れている。
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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)