海千山千
(うみせんやません)
[意味]
世の中(世間)でさまざまな経験を積んで、物事の裏表に通じていたり、酸いも甘いも知り尽くしていること。世の中の仕組みや利害を知ることによって、ずる賢くなったりしたたかになったりすること。または、そういった世間慣れしたしたたかで計算高い人のことを指していう。
蛇が海に千年、山に千年住むと龍になるという俗信の伝承から生まれた四字熟語である。
[出典]
[類義語]
海千河千(うみせんかわせん)、百戦錬磨(ひゃくせんれんま)、千軍万馬(せんぐんばんば)
[用例]
海千山千の貿易商にかかれば、金銀財宝を安く買い叩くことは造作もないことだった。
実務経験の乏しい私では、海千山千のベテラン勢に対抗できる可能性がほとんどない。
長年のキャリアがある海千山千の選手たちを押しのけ、デビューしたばかりの経験の浅い新人が大活躍した。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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