英明闊達
(えいめいかったつ)
[意味]
賢く大らかで、気持ちが開かれていてこだわりのない様子。
『英明』とは才知や見識に優れていて、物事の道理に明るいということ。『闊達』とは心にこだわりや縛りがなく、度量が大きいということ。闊達は『豁達(かったつ)』と書くこともある。
英明闊達とは、知性と人徳(人間性)の両面において優れている人間の特徴・状態のことである。
[出典]
[類義語]
明朗闊達(めいろうかったつ)
[用例]
蜀の劉備は『英明闊達』な軍師の諸葛亮孔明の支えと導きによって、曹操・孫権との勢力争いに耐えて、一国の君主の地位にまで上り詰めることができた。
『英明闊達』なエリートとしての人生を歩き、大勢の人から認められ賞賛されてきた彼女には、社会の底辺で知性とも人徳とも無縁で這いずってきた彼らの気持ちなど分からないように見えた。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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