飲食之人
(いんしょくのひと)
[意味]
飲むことと食うことだけを楽しむ人。
本能・食欲のおもむくままに生きているだけの人。重要なことや難しいことは考えずに、ただ飲食に耽って楽しんでいるだけの人。
[出典]
『孟子』 告子上
[類義語]
[用例]
楽天的に物事を前向きに捉えるのは良いことであるが、人間理性を働かせない『飲食之人』に成り下がってしまっては、動物とそう変わらないではないか。
食べ歩きが好きで普段は『飲食之人』であるかのように軽蔑されていた彼だが、実際は相当な教養を積み重ねた文化人・知識人としての顔も併せ持っているのだ。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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