一刀両断
(いっとうりょうだん)
[意味]
刀を一回だけ振り下ろすその一太刀(ひとたち)で、対象を真っ二つに斬ってしまうこと。
そこから転じて、迷ったり躊躇したりせずに、思い切ってきっぱりと決断(解決)すること。
[出典]
『朱子語類(しゅしごるい) 四四』
[類義語]
快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
[用例]
攻めあぐねていた敵軍を前にして、勇猛な指揮官は、一刀両断で速攻の作戦を命令した。
リーダーシップに求められている資質の一つは、困難な諸問題に対してひるまずに、一刀両断の決定ができるということである。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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