一石二鳥
(いっせきにちょう)
[意味]
一つの石を投げて二羽の鳥を撃ち落とすことから、たった一回の行為をするだけで、二つの利益を得られることの喩えである。
一度の行為によって、二つの利益を得られるという意味から、『労力・時間の節約(効率的な行為)』や『ローリスク・ハイリターン』といったことを示唆した用いられ方が多い。
[出典]
元々は日本語ではなく、英語のことわざ(諺)である“To kill two birds with one stone.”を四字熟語に翻訳したものである。
[類義語]
一挙両得(いっきょりょうとく)
[用例]
株式投資をすることには、株の売却益・配当金を得られるというだけではなく、企業の財務諸表を読めるようになるという一石二鳥の利益がある。
社会科の受験勉強には、大学受験に合格できる確率が上がるということだけではなく、将来の生活に役立つ基本教養・常識を深められるという一石二鳥の側面がある。
名誉と賞金の一石二鳥を狙ってレベルの高いスポーツ大会に挑戦してみたが、結果は思わしいものではなかった。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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