右顧左眄(うこさべん)

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右顧左眄
(うこさべん)

[意味]

右を見たり左を見たりして、周囲の情勢や他人の意見ばかりを気にして、なかなか決断できないこと。

『顧(こ)』は気にかけて振り返ること、気になって見ることといった意味である。『眄(べん)』は気にかけて流し目でちらりと見ること、横目で脇見をすることといった意味である。

[出典]



[類義語]

右顧左顧(うこさこ), 左顧右眄(さこうべん), 首鼠両端(しゅそりょうたん), 左右傾側(さゆうけいそく)

[対義語]

即断即決(そくだんそっけつ), 剛毅果断(ごうきかだん)

[用例]

消費税増税を巡る国会の議論は『右顧左眄』するばかりで、首相もいつ増税に踏み切るかの最終決断を示せずにいた。

重要な局面で物事を決めることができないという『右顧左眄』の態度によって、彼は彼女からの信頼を一気に失ってしまった。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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