紆余曲折
(うよきょくせつ)
[意味]
曲がりくねっていること。
そこから転じて、物事の事情や状況がこみいっていて、色々と複雑な経過をたどること。ある物事が変化して進展していくプロセスが、単純ではなくて複雑であるということ。
『紆余(うよ)』というのは、それぞれの漢字の頭子音が同じ『双声語(そうせいご)』と呼ばれるものである。道などがうねうねと曲がりくねっている様子を示す。
[出典]
[類義語]
曲折浮沈(きょくせつふちん)
[用例]
彼女と交際している時には別れるかもしれないような『紆余曲折』があったが、結局、来年の春にその彼女とめでたく結婚することになった。
今でこそ会社の社長として余裕のある生活を送ることができるが、ここに至るまでには簡単には語り尽くすことのできない『紆余曲折』があった。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> 四字熟語>現在位置
プライバシーポリシー