隠忍自重(いんにんじちょう)

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隠忍自重
(いんにんじちょう)

[意味]

苦しみやつらさなどを心の中で抑えて、じっと耐えて我慢をすること。苦しみや怒り(屈辱)などをぐっと耐え忍んで、軽率な振る舞い(衝動的な行い)をしないということ。

『隠忍』はじっと耐え忍ぶということ。『自重』は自分を重んじて軽率な行動を慎むということ。

[出典]



[類義語]

堪忍は一生の宝(かんにんはいっしょうのたから)

[対義語]

軽挙妄動(けいきょもうどう)

[用例]

敵軍に挑発されても怒りに任せて軽はずみに攻撃してはならない、『隠忍自重』して冷静に次の行動を探ることが勝利の黄金則なのである。

どうしても許せない相手に対する怒りや恨みを『隠忍自重』することはつらいだろうが、ここで我慢できず軽挙妄動に走ればすべてが水の泡になってしまう。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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