有耶無耶（うやむや）

有耶無耶
（うやむや）

［意味］

あるかないかはっきりしないこと。『有り耶、無き耶（ありや、なきや）』という言葉から。『耶（や）』は、疑問や反語の意味を持つ助字（じょじ）である。

そこから転じて、いい加減で曖昧なこと。

[出典］



[類義語]



［用例］

何にいくら使ったのかという会計の支出を『有耶無耶』にしてしまえば、会社では横領事件の原因になってしまうこともある。

きちんと閣僚の政治責任を追及して『有耶無耶』にしないことが、本格的な政治改革や問題解決につながっていくのである。

• 依命通達（いめいつうたつ）
• 一筆啓上（いっぴつけいじょう）
• 一部始終（いちぶしじゅう）
• 一心不乱（いっしんふらん）
• 一刀両断（いっとうりょうだん）
• 命軽鴻毛・命は鴻毛より軽し（いのちはこうもうよりかろし）
• 慇懃無礼（いんぎんぶれい）
• 因循姑息（いんじゅんこそく）
• 右顧左眄（うこさべん）
• 有象無象（うぞうむぞう）
• 内股膏薬（うちまたごうやく）
• 飲食之人（いんしょくのひと）
• 隠忍自重（いんにんじちょう）
• 有耶無耶（うやむや）

参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』（三省堂），『大修館 四字熟語辞典』（大修館），竹田晃『四字熟語・成句辞典』（講談社学術文庫）

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