依怙贔屓
(えこひいき)
[意味]
自分が気に入っている人や関係(縁故)のある人にだけ、特別に偏って目を掛けてあげること。特定の誰かだけを厚遇・称揚して、人に対して公平な取り扱いをしないこと。
『依怙(えこ)』とは、元々は『人を頼りにする』という意味だったが、それが転じて『不公平』の意味になった。
『贔屓(ひいき)』とは、元々は『ひき』と読んで『盛んに力を示す』という意味だったが、それが転じて『誰かに特別に目を掛けて引き立てること』の意味になった。
[出典]
[類義語]
[用例]
親から兄弟姉妹を『依怙贔屓』されて育てられると、自分だけが親から愛されていないという孤独感を持ち、それが対人関係の劣等コンプレックスになりやすい。
『依怙贔屓』をしてはいけないという一般常識はあるけれど、学校でも会社でもどうしても人に好かれやすい人が応援されて得をするようになっているものだ。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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