会稽之恥
(かいけいのはじ)
[意味]
敗戦した時の恥辱・屈辱のことである。
戦いに敗れてしまった時の悔しさや恥の感覚のことである。
[出典]
司馬遷の『史記 越世家』。古代中国の春秋時代に、越王勾践(えつおう・こうせん)が呉王夫差(ごおう・ふさ)に会稽山(かいけいざん)で敗れて、屈辱的な講話を結ばされたという故事に由来している。この古代中国の春秋時代にライバルだった越王勾践と呉王夫差の故事(エピソード)は『会稽之恥』や『臥薪嘗胆(がしんしょうたん,復讐を達成するために我慢・苦労を重ねること)』の四字熟語を生み出しています。
[類義語]
[対義語]
[用例]
今年の解散総選挙では、元防衛大臣でありながら3年前に落選したあの男が『会稽之恥』を晴らす覚悟で出馬してくるだろう。
長年にわたって不倶戴天のライバルだったあいつに今回は完膚なきまでに打ちのめされ、『会稽之恥』の屈辱を存分に味わわせられることになった。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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