王政復古
(おうせいふっこ)
[意味]
初めにあった王政・君主政治に戻ること。その場合、初めにあった王政・君主政治のほうに『正統性』があるとされる。
君主(国王・皇帝)の正統な権力を奪っていた共和政治や武家政治(臣下による支配)が廃止されて、元のあるべき王政・君主政治に戻されるということ。日本の歴史における王政復古の例として『明治維新』や『後醍醐天皇の建武の新政』がある。
政体が皇帝の治める帝政の場合には、『帝政復古』ということもある。
[出典]
[類義語]
[対義語]
[用例]
慶応3年12月9日(1868年1月3日)に薩長主導の『王政復古』が成立して、徳川将軍家が統治した江戸幕府は廃止され、明治新政府の樹立が宣言された。
日本だけではなく海外でも、イギリスのピューリタン革命と名誉革命の間の短期間にスチュアート朝(王朝)が復活するなどの『王政復古』の事例が歴史に刻まれている。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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