有る時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)

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有る時払いの催促なし
(あるときばらいのさいそくなし)

[意味]

借金の返済について、期限や金利を決めないで、お金の余裕があるときに返せばよく、催促も一切しないということ。借り手にとって、最も有利で安心できる返済条件のことをいう。

いわゆる出世払いにも当てはまり、最も寛大な借金の返済条件のことである。

[類義のことわざ]



[英語のことわざ]



[用例]

長年の親友から借金を頼まれたので、『有る時払いの催促なし』ということで必要なお金を貸してあげた。

お金の貸し借りは友人関係を壊すと昔から言われているが、それはお金を返してもらえなかった時に恨みに思ってしまうからだ。どうしても友人にお金を貸したいというのであれば、貸すのではなくすべて上げるつもり(返済されなくても恨まないつもり)で『有る時払いの催促なし』の条件にしなさい。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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