鷸蚌之争(いつぼうのあらそい)

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鷸蚌之争
(いつぼうのあらそい)

[意味]

二者がお互いに争い合っている間に、第三者に利益を横から奪い取られてしまうことの喩え。

『鷸』とは、水鳥の鴫(しぎ)・鷸(しぎ)のことである。『蚌』とは、ドブ貝のことである。いわゆる『漁夫之利(ぎょふのり)』の故事成語に基づいた言葉である。

[出典]



[類義語]

漁夫之利(ぎょふのり)、田父之功・田夫之功(でんぷのこう)

[用例]

アメリカとソ連の二大国が冷戦で争っている間に、その鷸蚌之争を見ていた第三世界の国々が独立心を密かに高めていた。

準決勝でボロボロになるまで延長15回を戦ったチームだったが、鷸蚌之争の故事を繰り返すかのように、実力では劣るように見えた敵チームに決勝戦で敗れてしまった。

みんなで一致団結し力を合わせてやることが、鷸蚌之争の損失を回避することになるのだと思う。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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