一顰一笑
(いっぴんいっしょう)
[意味]
不愉快そうに少し顔をしかめたり、嬉しそうにちょっと笑ったりすること。
顔の表情になって現れるちょっとした感情の変化のこと。『顰』とは、不快感を感じて顔をしかめたり、眉にしわを寄せることの意味である、『一』とは、ちょっと、少しのといった意味である。
[出典]
『韓非子』 内儲説(ないちょせつ)・上
[類義語]
一笑一顰(いっしょういっぴん)
[用例]
付き合ったばかりの頃は、彼女の一顰一笑によって僕も笑ったり悲しんだりしてしまったものだ。
不機嫌な常連客の一笑一顰の変化によって、職場の雰囲気は大きく変わってしまう。
わずかに表情を変える一顰一笑によって、その登場人物がどういった心境なのかすぐに分かる、さすが一流の女優の演技力である。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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