飲灰洗胃
(いんかいせんい)
[意味]
灰を飲んで胃袋の中の毒素や異物を洗い流すように、自分の犯した罪・過ちを悔いて改めること。過去の間違いを改めて、新たに人生を始めること。
『灰を飲んで胃を洗う』と書き下すこともできる。
[出典]
『南史』 荀伯玉(じゅんぱくぎょく)伝
[類義語]
[用例]
私の犯した犯罪は許されることではないが、飲灰洗胃の改心をして、被害者の方々に謝罪と賠償をしていくつもりである。
飲灰洗胃で自分の人生をやり直すということが、いかに難しいことであるかを思い知らされた。
過去に間違いをしてしまったからといって、自己卑下に陥り更に道を誤ってはいけない、決然とした飲灰洗胃の反省こそが大切である。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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