萎靡沈滞(いびちんたい)

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萎靡沈滞
(いびちんたい)

[意味]

草木が萎れて(しおれて)、水の流れが滞って濁り淀むように、物事の動きに活気や勢いがなくなり、これから進歩・発展・成長していくような兆し(可能性)が感じられないということ。物事の低迷や沈滞、衰退の傾向を指していう言葉である。

『萎靡(いび)』というのは、植物が萎えてしおれるという意味である。

[出典]



[類義語]



[用例]

日本経済はバブル崩壊以後は活気を失って、萎靡沈滞の観を呈し続けていたが、アベノミクスによって株式市場だけは活況になっている。

学生時代は圧倒的な成績で優秀な人物と目されていたが、仕事で大きな失敗をしてからの彼は萎靡沈滞の状態から全く抜け出せなくなってしまった。

かつてヒットメーカーとして数々の名曲を世に送り出してきた作曲家も、時代の変化やファンの好みの変化にはついていけず、近年は萎靡沈滞の不遇をかこっているようだ。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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