允文允武
(いんぶんいんぶ)
[意味]
文(学問)にも武(武芸)にもどちらにも優れているということ。文事にも武事にも秀でている『文武両道』のことである。
『允文允武』は『允に文、允に武(まことにぶん、まことにぶ)』と書き下すことができる。
[出典]
『詩経』 魯頌・ハン水
[類義語]
経文緯武(けいぶんいぶ), 左文右武(さぶんゆうぶ), 文事武備(ぶんじぶび), 文武両道(ぶんぶりょうどう)
[用例]
彼はただ学業優秀なだけではなく武道においても一流の腕前を持つ『允文允武』の人である。
『允文允武』は、元々は中国の天子(皇帝)の文武両道を讃えていう言葉であった。
知識を増やして知性を高めるだけでなく、身体を鍛錬して非常事態にも対応できるような『允文允武』の実力こそが必要なのだ。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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