烏鳥私情
(うちょうのしじょう)
[意味]
烏(からす)が雛の時に親に養われた恩を、成長してから返そうとする情愛。
そこから転じて、子が親を養おうとする親孝行・情の喩えである。
烏鳥私情(うちょうのしじょう)は『うちょうしじょう』と読んでも良い。
[出典]
[類義語]
烏鳥之情(うちょうのじょう), 慈烏反哺(じうはんぽ), 三枝の礼(さんしのれい), 反哺之孝(はんぽのこう)
[用例]
学生時代は不良の荒くれ者だった彼だが、母親が病気で倒れてからは『烏鳥私情』で自営の店を一生懸命に切り盛りしている。
『烏鳥私情』という献身的な親孝行は今では時代錯誤なものかもしれないが、自分は親に世話になった恩義を忘れてはいない。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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