仰いで天に愧じず
(あおいでてんにはじず)
[意味]
自分自身の生き様や言動を振り返ってみて、心に疚しいことや罪悪感がなければ、すべてを知っている天を仰ぎ見ても、何も恥ずかしいことなどはないということ。
自分自身の清廉潔白な生き方、罪悪を犯さないようにする心がけを指していう。
出典は儒教の『孟子』である。
[類義のことわざ]
俯仰天地に恥じず(ふぎょうてんちにはじず)
[用例]
世の中から私は犯罪者として糾弾されてつるし上げられているが、『仰いで天に愧じず』、何も疚しい所などはない。
誰もあなたが無実だということを信じてくれなくても私だけはそれを知っている、『仰いで天に愧じず』の気持ちで堂々と生きなさい。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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