秋葉山から火事
(あきばさんからかじ)
[意味]
静岡県周智郡秋葉山には、火事・火難を避けるための神が祀ってある。その火事避けのための神がいるはずの秋葉山から、火事が出るということ。
お手本となって人を導いて戒めるべき権威・地位・役割のある人が、自分自ら過ちを犯してしまうということの喩え。
[類似のことわざ]
医者の不養生、火消しの家にも火事
[用例]
仕事がないことに倦んでいた消防署の消防士が放火犯として逮捕された、正に『秋葉山から火事』の情けない不祥事である。
教師として生徒の生活指導に説得力を持たせたい私は、『秋葉山から火事』にならないように常日頃から自分の行動を戒めている。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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