悪銭身に付かず
(あくせんみにつかず)
[意味]
悪事や不当な方法(経路)で手に入れたお金というのは、大切に使うことができず、浪費・遊興などで無駄使いしてしまって、結局手元に残らないということ。
不適切な方法や経路で手に入れたお金はあぶく銭になりやすく、つまらないことで浪費してしまって、役立つことには使えないということ。
[類似のことわざ]
[英語のことわざ]
Ill got, ill spent.
(不当に得たものは、不当に浪費してしまう。)
[用例]
宝くじで簡単に手に入れた1000万円のお金だったが、悪銭身に付かずで、車や飲み屋などですっかり使い切ってしまった。
骨肉の争いの遺産相続でやっと手に入れた財産だったが、親の残したあれこれの借金・税金の支払いに追われて、悪銭身に付かずで殆ど手元に残らなかった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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