朝飯前のお茶漬け(あさめしまえのおちゃづけ)

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朝飯前のお茶漬け
(あさめしまえのおちゃづけ)

[意味]

朝飯を食べる前の空腹の時であれば、お茶漬けくらいは簡単に食べることができる。

そこから転じて、物事が簡単にできるということの喩え。一般的には、短縮形で『朝飯前(あさめしまえ)』とだけ言われることも多い。

[類似のことわざ]

お茶の子さいさい(おちゃのこさいさい),朝腹の丸薬(あさばらのがんやく),朝腹の茶漬け(あさばらのちゃづけ)

『朝腹の丸薬』は、朝飯前の空腹に丸薬(粒状の薬)を飲んでも、何の腹の足しにもならないことから、『物事が大した事がない・物事が簡単にやってしまえる』という意味になった。

[用例]

今、私が会社で取り組んでいる販促のプロジェクトは、これまでの経験からすれば『朝飯前のお茶漬け』のような簡単なものである。

優勝候補である野球の強豪校は、甲子園の地区予選を『朝飯前のお茶漬け』とばかりに、圧倒的な点差で勝ち進んでいった。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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