明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)

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明日は明日の風が吹く
(あしたはあしたのかぜがふく)

[意味]

明日には明日の今日とは違う風が吹く。明日になれば、何をしていてもどんなに悩み迷っていても、今日とは違う風が吹くことになる。

そこから転じて、明日のことをあれこれ心配していてもどうにもならない。明日のことは(どんなに今日のうちに悩んだり迷ったりしても)、なるようになるしかないということ。ケセラセラ。

原義は、いずれは運も向いて状況が良くなってくるから、くよくよしないで明日を待とうというポジティブな励ましの意味があった。現在では、先のことを思い悩んでいても仕方がない、今が楽しければそれで良いではないかといった開き直りの刹那主義の意味合いが込められていることもある。

[類似のことわざ]

明日は明日の神が守る

[英語のことわざ]

Let the morn come, and comes the meat with it.

(明日は明日の食べ物を持ってくる。)

[用例]

今日の試合は惨敗してしまったが、明日は明日の風が吹く、気持ちを入れ替えて明日の勝負に再チャレンジしよう。

明日は明日の風が吹くというリラックスした気持ちを忘れずにコツコツ頑張れば、どんな苦境であっても、いずれは乗り越えていくことができるはずだ。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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