足下を見る
(あしもとをみる)
[意味]
人の弱点(触れられたくない事柄)を見抜いて、そこにつけ込むこと。人の弱みにつけ込んで、相手を更に追い込むような対応をすること。
籠かきが長旅で疲労した旅人の足つきを見て、不当に高い料金をふっかけたことから生まれた言葉である。
[類似のことわざ]
足下につけ込む,足下を見てつけ上がる。
[用例]
借金をしていてお金の余裕がないという足下を見られてしまい、半ば無理やりに、相手の頼みごとを聞くことになってしまった。
その男は子育てに必死なシングルマザーの足下を見て、差し当たって必要なお金を貸す代わりに、夜のクラブの仕事をしてみないかと持ちかけていた。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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