朝に夕べを謀らず
(あしたにゆうべをはからず)
[意味]
朝にはその日の夕方のことは考えない、考えるだけの余裕がない。
状況や事態が差し迫っていて、今よりも先のことを考えられない、考えるだけの余裕がないということ。
[類似のことわざ]
朝に夕べを慮らず(あしたにゆうべをおもんぱからず)
[出典]
『春秋左伝』の昭公元年
[用例]
冬山で遭難して丸二日が過ぎたが、食糧も底を尽いてしまい、朝に夕べを謀らずの厳しい状況となった。
絶望的な状況では『朝に夕べを謀らず』の心境にもなりやすいが、ここで諦めてしまえばおしまいだ、弱気にならず希望を捨てるな。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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