明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)

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明日の事を言えば鬼が笑う
(あすのことをいえばおにがわらう)

[意味]

未来のことは事前に知ることはできないのだから、あれこれ推測で考えたり言ってみても意味がないということ。気ばかり早まって、先のことばかり心配したり考えたりしても無意味だということを、からかいの気持ちを込めていう言葉である。

『来年の事を言えば鬼が笑う』ともいう。

[類似のことわざ]

来年の事を言えば鬼が笑う(らいねんのことをいえばおにがわらう),三年先の事を言えば鬼が笑う(さんねんさきのことをいえばおにがわらう),明日の事を言えば天井で鼠が笑う(あすのことをいえばてんじょうでねずみがわらう),来年の事を言えば烏が笑う(らいねんのことをいえばからすがわらう)

[対義のことわざ]

昔の事を言えば鬼が笑う

[英語のことわざ]

Fools set far trysts.
(愚者は遠い先の会合を設定する。)

[用例]

『明日の事を言えば鬼が笑う』が、早速、来年の事業計画をまとめて具体策を練っていこうと思っている。

まだ志望大学の医学部に合格するかどうかも分かっていないのに、早くもどんな医者になりたいのかという夢が膨らんでいて、『明日の事を言えば鬼が笑う』といった状況である。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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