鎧袖一触
(がいしゅういっしょく)
[意味]
「鎧袖一触」という言葉の原義は、「鎧の袖でちょっと触れただけで敵を倒してしまうこと」や「非常に簡単に相手を打ち負かせること」にあります。
その意味から転じて、「鎧袖一触」の言葉には「敵(相手)に楽勝すること・非常に簡単に勝ってしまうこと・圧倒的な実力で相手を軽く打ち負かすこと」の意味があるのです。
[類義語]
「鎧袖一触」の類語・類義語として、勝負ごと・戦いに勝つことを前提にして、「あっという間に・瞬殺で・一撃で・楽勝であっさり・あっけなく・圧倒的な力」などを挙げることができます。
[対義語]
悪戦苦闘(あくせんくとう)
[意味] 強敵を相手にして、死に物狂いで必死に闘うこと。厳しく困難な状況で、苦しみながらも一生懸命に努力するさま。
[英語]
「鎧袖一触」は英語で、“beat someone with a single blow(一撃でその人に勝つ)”や“beat(win) someone very easily(とても簡単にその人に勝つ)”というように表現することができます。
[用例・例文]
優勝候補のチームは格下のチームと対戦して、「鎧袖一触」でコールド勝ちしました。
昔のあなたであれば、彼くらい「鎧袖一触」で倒すことができただろうが、今のあなたでは成長した彼に及ばない可能性もある。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> 四字熟語:1> 四字熟語:2>現在位置
プライバシーポリシー