暗夜に灯火失う
(あんやにともしびうしなう)
[意味]
明かりのない真っ暗な夜に、提灯・ランプなど灯火(ともしび)を失うことは不安で恐ろしいことである。
そこから転じて、頼りにしていたものを失って、途方に暮れること。依存していたものを無くして、どうしようもなくなり不安になること。
[類義のことわざ]
川からあがった河童(かわからあがったかっぱ), 闇の夜に灯火を失う(やみのよるにともしびをうしなう)
[英語のことわざ]
[用例]
長年連れ添っていた妻を亡くした私は、『暗夜に灯火失う』といった当てのない状況であり、何を支えにすれば良いのか分からない。
会社から予期していなかった突然の解雇通告を受けて、『暗夜に灯火失う』というつらくて不安な気持ちを味あわされることになった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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