言うは易く行うは難し
(いうはやすくおこなうはかたし)
[意味]
口に出して言うだけなら簡単だが、それを実行するとなるとなかなか難しい。
[出典]
『塩鉄論・利議』の「言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり」とある。
[類義のことわざ]
言うは行うより易し(いうはおこなうよりやすし), 口では大坂の城も建つ(くちではおおさかのしろもたつ), 猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける)
[英語のことわざ]
Soon said than done.
(言うは行うより易しい。)
There is a great difference between word and deed.
(言葉と実行には大きな違いがある。)
Easy to say, hard to do.
(言うのは簡単だが、やるのは難しい。)
[用例]
『言うは易く行うは難し』で、野心を軽々しく口に出す前に、自分にそれができるだけの実力があるのかをよく考えてみるべきだ。
先端的なロボット技術開発のプロジェクトを打ち上げていた彼は、『言うは易く行うは難し』の高い壁に直面して苦悩していた。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー