石に灸
(いしにきゅう)
[意味]
石にお灸を据えても意味がないように、全く何の効果も効き目もないこと。
[類義のことわざ]
石に針(いしにはり)、 ししの角を蜂が刺す(ししのつのをはちがさす)、 豆腐に鎹(とうふにかすがい)、 糠に釘(ぬかにくぎ)、 泥にやいと(どろにやいと)、 沢庵の重石に茶袋(たくあんのおもしにちゃぶくろ)
[用例]
北朝鮮の金正恩総書記に対して生半可な経済制裁・軍事制裁の脅しをしたとしても、ほとんど『石に灸』で効果が見られない。
何を注意されても反省しようとしない吉崎の生意気な態度は『石に灸』であったが、その後に彼は花形部署を下ろされて東南アジアの僻地の事務所へと左遷されることになった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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