一擲乾坤を賭す(いってきけんこんをとす)・乾坤一擲(けんこんいってき)

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一擲乾坤を賭す・乾坤一擲
(いってきけんこんをとす・けんこんいってき)

[意味]

運を天に任せて、のるかそるかの大勝負をすること。天下をかけてサイコロを投げる(偶然の運に任せる)という意味から来ている。

天下を取るか全てを失うかの思い切った大勝負に出ること。

『乾(けん)』は天、『坤(こん)』は地の意。『一擲(いってき)』は一度サイコロを投げること。

出典は韓愈(かんゆ)の詩『鴻溝を過ぐ(こうこうをすぐ)』である。

[類義のことわざ]

一か八か(いちかばちか),  のるか反るか(のるかそるか)

[英語のことわざ]



[用例]

勢力拡大で大きく前進するか、全てを失って露と散るか、『一擲乾坤を賭す』という覚悟を持って、織田信長は今川義元の首を狙う『桶狭間の戦い』に挑んだのだろう。

誰であってもその人生には逃げも隠れもできない『乾坤一擲』の大勝負の舞台が用意されている、その緊張を強いられる舞台と対峙した時にどう動くかが大切なのだ。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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