有漏無漏
(うろむろ)
[意味]
仏教の教義から、煩悩のある者(有漏)と煩悩のない者(無漏)のこと。
『漏』とは、六根(目・耳・鼻・舌・身体・心)から漏れ出てくる煩悩のことである。そこから『有漏』は煩悩があるという意味になる。
[出典]
[類義語]
[用例]
仏教の開祖である釈迦が説いた仏道は、『有漏無漏』の区別なくすべての衆生を苦悩と迷いから救済しようとする教えである。
煩悩を消尽できない凡夫の我々は、『有漏無漏』いずれの立場にいつ転ぶか分からない存在であり、誘惑的な欲望に流されないように常に気を付けなければならない。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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