一枚看板(いちまいかんばん)

スポンサーリンク

一枚看板
(いちまいかんばん)

[意味]

1.大勢の中で目立っている中心的な人物。集団の中にいるかけがえのない人物。

2.人に誇ることができるただ一つのもの。

3.他に着替える服がないただ一枚の衣服。一張羅(いっちょうら)のこと。

原義は、上方の歌舞伎劇場で木戸の傍ら(かたわら)に立てた大きな飾り看板のこと。主演の役者の名前を、他の役者とは区別して、一枚の看板に大きく書いたことに由来する。

[類義語]

中心人物(ちゅうしんじんぶつ)、大立物(おおたてもの)、花形役者(はながたやくしゃ)

[用例]

あの役者は、この劇団で最も人気のある一枚看板である。柔道の団体戦で日本が勝てるか勝てないかは、一枚看板の主将の活躍にかかっている。驚異的な記憶力だけに頼って今までやってきた僕にとって、この記憶力こそが一枚看板なのだ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

参考文献(下部のAmazonアソシエイトからご購入頂けます)
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

Copyright(C) 2014- Es Discovery All Rights Reserved