下意上達
（かいじょうたつ）
［意味］
「下意上達」という四字熟語は、「下の立場の者の意見が、上位の者によく伝わること」を意味しています。
「下意上達」というのは、「地位・立場・役職などが下位の人の意見・提案が、上位の人によく聞いてもらえること」を意味している言葉なのです。
[類義語]
「下意上達」の類語・類義語として、「ボトムアップ・意見を汲み上げる・聞く耳を持つ」などを挙げることができます。
［対義語］
上意下達（じょういかたつ）
[意味] 上位者が下位者に指示・命令を伝達すること。基本的に、上位者から下位者への一方通行のコミュニケーション（指示・命令をするだけ）であり、下位者の意見・言葉を聞くつもりがないやり取りのこと。
「上意下達」というのは、「組織・団体においてトップダウンで下位者の異論反論を許さず、指示や命令を伝達すること」を意味している言葉です。
[英語]
「下意上達」は英語で、“bottom-up（ボトムアップ・下位者の意見を汲み上げて上位者に伝える）”というように表現することができます。
［用例・例文］
弊社は社長自身がフランクな性格で社員との率直な話し合いを好むので、「下意上達」の社風ができあがっています。
一方的な上意下達のやり取りだけだと下につく人の不平不満が溜まるので、「下意上達」をしやすい社内の空気・人間関係を作っていかなければなりません。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』（三省堂），『大修館 四字熟語辞典』（大修館），竹田晃『四字熟語・成句辞典』（講談社学術文庫）
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