雲心月性
(うんしんげっせい)
[意味]
雲の心と月の本性ということ。
そこから転じて、世俗的な欲望を捨てて、利益・快楽・名誉を求めることのない静かな心理状態のこと。
[出典]
[類義語]
明鏡止水(めいきょうしすい), 涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
[用例]
末期がんから生還した起業家の彼は、それまでの性格とは一変して世俗の欲得を捨てた『雲心月性』の生活を送るようになった。
喧騒に包まれ宣伝と欲望で溢れた都市の仕事・消費に追われていると、『雲心月性』の澄んだ清浄な気持ちにはどうしてもなりきれない。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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