雲霞之交(うんかのこう)

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雲霞之交
(うんかのこう)

[意味]

俗世間を超越した交友のことである。俗世間とは欲望(金銭・異性などへの欲)・競争・見栄の世界のことであり、人から自分がどのように見られているかの世間体を気にしながら生きている。

非現実的な仙人のような生き方のことを『霞(雲霞)を食って生きる』と表現することもあるが、雲霞之交とは世俗である現実世界の欲得や見栄に縛られていない交わりのことである。

『雲霞之交』は『うんかのまじわり』と読んでも良い。

[出典]



[類義語]

世外之交(せがいのまじわり)

[用例]

学生時代から天下国家の理想像や物理学・生物学の法則を語り合ってきた彼とは、正に俗世の欲得に振り回されない『雲霞之交』を結んできた。

サラリーマンになって組織内の派閥や利害の絡んだ人間関係に振り回されるようになると、『雲霞之交』というものが非常に得がたいものであることが分かった。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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