雲集霧散
(うんしゅうむさん)
[意味]
たくさんのものが集まったかと思うと、たちまちの内に散りさってしまうこと。
『雲集霧散(うんしゅうむさん)』は『雲散霧消(うんさんむしょう)』と類似した四字熟語であるが、雲集霧散のほうはいったんたくさんのものが集まってから散ってしまうという意味が強く、雲散霧消は既に集まっていた多くのものが雲・霧のように消え去ってしまうという意味になる。
[出典]
[類義語]
離合集散(りごうしゅうさん)
[用例]
民主化を求める反政府運動に参加していた群衆は、軍隊による情け容赦のない武力鎮圧が始まると『雲集霧散』せざるを得なかった。
起業した事業を軌道に乗せて成功させるには、短期の利益がでないと『雲集霧散』するような覚悟のないメンバーの集まりではまず無理である。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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